経営者として日々いろいろな判断をしていますが、実は一番多くのことを教えてくれるのはスタッフかもしれません。
最近まで、Moanaではターミナル期のご利用者様の支援を行っていました。ご本人やご家族にとって大切な時間であり、関わるスタッフにとっても精神的・身体的な負担が大きい支援です。
その中で、僕はスタッフ全体に対して「みんなでカバーし合いながら協力してお願いします」と声を掛けていました。
もちろん、その言葉に嘘はありません。本気でそう思っていました。
ただ、今振り返ると、それだけで終わってしまっていたのではないかと感じています。
スタッフを信頼しているからこそ任せる。これは大切なことです。しかし、信頼することと任せっぱなしにすることは違います。
特に責任感が強く、任されているスタッフほど「助けてください」と簡単には言えません。
弱音を吐かず、自分の役割を果たそうと頑張る人ほど、一人で抱え込んでしまうこともあります。
だからこそ、代表である僕がもっと現場を見なければいけなかった。もう一度稼働状況を見直し、一人ひとりに声を掛けることはできなかったのか。困っているスタッフはいなかったのか。もっと協力体制を作れたのではないか。もっと負担を分散できたのではないか。
今になって、いろいろな反省が出てきます。
「協力してください」と伝えるだけではなく、「どうしたら協力しやすくなるのか」を考え、行動することが経営者の役割だったのだと思います。
そして、スタッフからの「SOS」を待つのではなく、表情や言動、日々の様子から何かを感じ取り、こちらから手を差し伸べることも大切だと学びました。
会社は一人では成り立ちません。利用者様のために頑張るスタッフがいて、そのスタッフを支える仕組みや環境を作るのが僕の役割です。
今回の経験を通して、また一つ大切なことを学ばせてもらいました。
スタッフから学び、反省し、また次に活かす。
経営者になっても勉強は終わりません。むしろ、スタッフから教えてもらうことの方が多いのかもしれません。
今回の学びを無駄にせず、これからもっとお互いを支え合い、自然と手を差し伸べられるチームづくりに取り組んでいきたいと思います。
One Teamは、ただ同じ方向を向くことではなく、仲間の変化に気づき、支え合えること。その積み重ねが、本当のチームをつくるのだと思います。